もらい事故
2020年 12月 19日
軽自動車のハンドルを握っていた奥さんが警察に電話をしてくれた。交差点の真ん中に止めておけないので、警察の指示で右折して路肩に止めることにする。ところが、僕と軽自動車だけが移動して、アウトランダーだけがいつまで経っても来ない。何やってるんだと僕が見に行った。雪が降っているのに、アウトランダーの窓は全開で、中でお爺さんが痙攣を起こしている。目が飛び、会話ができる状態ではない。このままでは死んでしまうだろう。あわててスマホで救急車を呼ぶ。
ほどなく警察も救急車もやって来て、お爺さんは運ばれていった。現場に爺さんのお兄さんが現れ、謝罪を受ける。警察の事情聴取は長い時間かかった。軽自動車の奥さんは優しい方で、自分の車が一番ダメージが大きいのに、こっちを気遣ってくれた。彼女の車の後部座席には小さな男の子が乗っていて、衝突の衝撃でシートベルトが首に絡み、少しの間苦しかったらしいが、今はもう大丈夫だと。
ようやく解放されて、回転寿司で夕食。家族が無事だったことが全て。相手がもっと大きな車だったらどうなったかなどと考えると、心が潰れそうになった。
※後日、事故を起こしたお爺さん本人から謝罪の電話があり、無事に退院できたということだった。